日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年11月9日あがり症を治すために重要な2つのこと

★あがり症は治せる


日本話し方センターのベーシックコースを受講されている方の8割以上は「人前で話す時にあがってしまうのを何とかしたい」という動機で受講されています。「あがり症なので人前での話をできるだけ避けてきましたが、昇格などにより人前で話す機会が増えて逃げられなりました」という話しもよく聞くようになりました。しかし、そうしたあがり症の人でもベーシックコースがスタートして1ヶ月ほどで最初の頃とは見違えるほど堂々と話しができるようになっています。しかし、これはあくまで聞き手から見るとあがっているようには見えないだけで、話している本人はとてもあがっていてドキドキしながら話しています。手足が震えている人がほとんどで、多くの受講生がスピーチが終わった途端「あ~、緊張した~」という表情をします。しかし、こうした内面の緊張も徐々にコントロールできるようになり、3ヶ月が過ぎてコースを終える頃には、多くの方があがり症を克服して話ができるようになります。




★あがり症を抑えて話すための2つの重要なポイント


ベーシックコースでは講座の最初の段階で「あがらずに話す方法」を講義しています。あがり症を抑えて話すポイントは6つありますが、その中でも重要なことは「充分に準備をすること」と「効果的に場数を踏むこと」の2つです。



★充分な準備をする


まず、大切なことは、充分な準備をする、ということです。あがり症を抑えて話し方が上達していく受講生は例外なく充分な準備をして教室に参加しています。なので、コースがスタートした早い段階で、あがっていることを意識しながらでも何とか人前で話ができるようになるのです。スピーチをする前の準備と言えば、原稿を書いて少し読んでみて、「まぁ、これでいいだろう」と思ったらそれ以上のことはしない、というのが一般的でしょう。しかしそれでは不十分なのです。本番ではまず間違いなくあがってしまい思うように話せません。ああ、もうこんな恥ずかしい思いはしたくない、と思って、それ以降はスピーチから全力で逃れることになります。


しかし、日本話し方センターのベーシックコースではもっと徹底した準備をお願いしています。原稿を作ったら最低30回、声に出して練習することが最低限の準備です。これを実行するとほとんど原稿を見ずに話ができるようになります。そして、実際に話してみて、今までよりは思った通りに話せた、という成果を実感できるのです。



★効果的に場数を踏む


しかし、この段階ではまだ自分自身には「あがったまま話している」という感覚が残ったままです。そこで次に必要なのが「効果的に場数を踏むこと」です。充分な準備をして「あがりながらでも何とか話せる」という経験を何度かするうちに、徐々に話している時の緊張を感じなくなってきます。段々状況に慣れてくるとあがり症を自身でコントロールできるようになるのです。


あがり症を抑える、ということは一種のスキルです。スキルはある程度の経験を経ないと身につきません。逆に言えば経験を積めばあがり症を抑えて話すスキルは誰でも身につけることができます。従って、あがり症を抑えて話ができるようになるには、経験=効果的な場数を踏むことが絶対に必要なのです。



★ベーシックコースに参加してあがり症を治しましょう!


冒頭に書いたように、ベーシックコースでは多くの受講生が積極的に練習をして教室に参加されています。その努力はあがり症をコントロールしながら話せるスキルを身につける、という成果となって表れます。このスキルは一生の財産になります。
あがり症で人前で話すことが苦手だ、という方はぜひ日本話し方センターのベーシックコースをご受講ください!

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